【ファイトクラブ】主人公、そして主人公の憧れる存在タイラー。その人物とは?((ネタバレあり))

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HELLO!!!

毎回お久しぶりです!今日は【ファイトクラブ】について書いていきます。いろんな評価などがあるし私は頭が冴えないのでまだまだいろんな見方があると思うのであくまでも個人の感想です。
お手柔らかに〜。

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星段階での評価

評価:★★★★☆
(星4つです。いやかなり5に近い何なら5です!!)

何度も観たくなる作品。
そして観る度に新たな発見が見つかったりそのときの自分の状況によっては感じ方、見方さえも左右される作品だとおもいます。女の人よりも男の人のが心奪われる作品なのでは??

観たきっかけ

これは見るべき作品!とおすすめして頂き観ました。
ジャケットも何度も見たことがあり、ピンク色の石鹸はきっとみんなも見たことがあるはずです。

何を利用して観たか

Netflixかな??今回(初見)は吹き替えで観ました。

登場人物

監督 デビッド・フィンチャー

主人公 ジャック(ぼく) エドワード・ノートン
不眠症、心に問題を抱える主人公。流行りのイケアの家具に囲まれ、雑誌に出てくるような完璧な生活空間を実現させ、物質的には充実した毎日を送っている。

タイラー ブラッド・ピット
ユーモアがあって、ルックスも良く、自信家。全てにおいて主人公とは正反対。

マーラ ヘレナ・ボナム・カーター
主人公から最初は厄介者として扱われる。「悲劇なのは、自分が死んでいないこと」心に闇を抱えている。ヘビースモーカー。

あらすじ

主人公ぼくは不眠症。心に問題を抱えている。主人公は同じスーツケースを所持するタイラーと名乗る男と出会う。ふとしたことからタイラーとぼくが殴り合いを始めると、そこには多くの人だかりが。そそれから数日後、タイラーは酒場の地下でファイト・クラブという名の殴り合いの場を作ることに。たくさんの男たちがスリルを求めて集まるようになるが、やがてそのクラブは恐るべきテロ集団へと変わっていく…

感想・ポイント

見始めは主人公「ぼく」ジャックの日常の説明の話。不眠症、心の問題の話などが淡々と続き、「あれ?これおもろくなるのか?いわゆるファイトはいつ始まるのだ?」という少し作品への違和感、題名との温度差を感じながら始まりました。でもここで本当に後悔。ながら作業で見るような作品ではなかった。見逃しまくりです。サブリミナル効果、伏線。もうそれはそれは…  色々なところに溢れている。どれだけ見逃したことか…

他の人の作品への感想などを見ると暴力のシーンが多い。や、暴力映画だ。などそういったマイナスな感想も多数見ましたが作品を見てあまりそういうイメージは私は持たなかったです。そんなことより終盤に向かうにつれてテンポ良く全ての謎が解けていくあの感じ!!気持ちよかったです。
断言します。ファイトクラブはただの暴力映画ではありません。ファイトクラブそのものが暴力の勝ち負けを決める場ではないということ。殴られることにより痛みを感じ、生きている意味存在を価値つけているのでないかと感じています。主人公がボコボコな顔になりながらも職場に行く姿。なんだか私も刺激を受けました。生きているという実感。生きがいさえも感じます。

タイラーは僕? ((ネタバレ注意))

本当に何の情報も入れずに私はこの作品を鑑賞しました。ファイトクラブのオチとして ぼく=タイラー だということ。主人公は二重人格でぼくジャックが理想として描く人物像が「タイラー」であったということ。ぼくの家を燃やしたのもぼく。バーで飲んだ後に殴り合ってたのもぼく。マーラとセックスしていたのもぼく。私は気付かなかったのですがぼくとタイラーのショットはあるのですが、ぼくとタイラーと第三者のショットはないのです。(ショットはあるのですが会話がないです。)タイラーがぼくにマーラに俺のことは話すなと言われるシーン。同室にいるぼくとマーラ。ぼくの角度から階段下に見えるタイラーと話すぼく。確かにカメラの切り返しが多いなという違和感。そしてマーラは誰と話しているの?という違和感。

最初のシーン、マーラと出会ったところでぼくが名前を名乗らずいろんな場面で名前を多様していたのは私たち(視聴者)がぼくであるということ。を意味していると思います。だれもが心にタイラーがいる。ぼくが視聴者であること。

映画終盤… 

ぼくがタイラーだ、ということに気付いてからの展開も見どころです。初見では「え?え?!えぇ!!!」と完全に惑わされていた私。鼓動が速くなっていくのがわかる。ぼくが追っても追っても追いつかないタイラー。それはそう。ぼくはタイラーなのであって過去のぼくをぼくが追っても追いつくわけがない。最近睡眠の時間が長くなっている。タイラーでいる時間が長くなっている。どんどん解けていく謎。どんどん理解をする私。面白い。


そしてラストシーン。崩壊するビルはクレジット会社。ぼくはマーラに(資本主義社会)が消滅し、これから世の中がもっとよくなる。と言います。しかし直前までぼくはビルの崩壊を必死に止めようとしていました。もうこの時点でぼくはタイラーだったのか。銃を喉元に打たれても死ななかったのは?打たれてからぼくはタイラーに?それてももう死後の世界でのマーラとのシーン?あるいはもうぼくの妄想癖がひどくなり早い段階から全て妄想が始まっていた?いろんな考察が考えられます。本当に面白い。

2回目視聴

初の始まりは終わりから始まっていて、僕のセリフの中でタイラーが知っていることは僕は知っている。というセリフがあるんですね!完全に盲点…

そしてめちゃくちゃ画面を集中してみました。めちゃくちゃぴこぴこタイラーでてくるじゃないですか。びっくりww飛行機でいろんな国を行ったり来たり、もしかして違う自分になっていたりして?の瞬間。なんかわかればわかるほど面白い。

上司に話をしに行ったときの、1人喧嘩のときに「なぜか僕は最初のファイトを思い出していた、タイラーとの。」というセリフ。今思えば、あぁ、そういうことかと納得。

ぼくがタイラーであることを知って改めて映画をみるとマーラーの気持ちがすごく複雑。会いに来てるのに、なんでここにいる?とかかれはもうここにはいない。とか…
2回目の視聴前にいろんな人のまとめサイトを見ました。その後に確かに!と発見しながら見るのが面白かったし、次回(3回目)観るときはきっともっと新たな発見があるんだと思うと楽しみです。

追記

ファイトクラブの関連作品としてのおすすめです。

・タクシードライバー
・ジョーカー
・ブレイキングバッド(ドラマ)
・キングオブコメディ

などなど…
あぁ、ここに並ぶ作品(カテゴリー)好きだな。主人公が少し狂気的でサイコ作品。そして心にリスペクトする人物を描きどんどんくるっていく。

よければみなさんもこちらの作品もチェックしてみてください!!

2022.08.30 MAY

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