映画「HAIR SPRAY」THE!ミュージカル!! 歌って、踊って… 明るい作品の中に込められた、社会問題、人種差別の問題。

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挿絵は作者本人の手書き・オリジナルのものです。

HELLO!!!
今日は私のゴリ押し作品「HAIR SPRAY」について書いていきます!!

ちなみに私はハッピーミュージカル大好きです。

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星段階での評価

評価:★×4.5です!!

高校生のとき初めて観ました。
ミュージカルって愉快なだけだと思ってたんですが、(偏見)
こんなにも内容が濃く、心揺さぶられるものだと思わなかったです。

観たきっかけ

学生の頃、友達と借りたのがきっかけです。

正直その頃まで映画とか興味なく、これが好き!とかあんまりなかったんですが
ヘアスプレーを見て感動しました。

こんなにPOPな作品なのに、こんなにも意味の込められた作品なところに
衝撃を受けました。

何を利用して観たか

初めて観たのは高校生だったんですがその時は、TSUTAYAでDVDです。(時代)

サブスクで観るときは、
Filmarksでどこでやっているかを確認してから観ることが多いです。

ちなみに今(21年5月)は、amazon、 Netflix両方ともで観れます!

登場人物

監督 アダム・シャンクマン
脚本 レスリー・ディクソン

トレイシー(ニッキー・ブロンスキー)
主人公。高校生の少しぽっちゃり体型の女の子。
人気番組である「コーニー・コリンズ・ショー」の大ファン。

・リンク(ザック・エフロン)
トレーシーと同じ学校に通い、「コーニー・コリンズ・ショー」でメインを務めている。
トーレーシーが憧れる一人でもある。

・ペニー(アマンダ・バインズ)
トレーシーの友人。
いつもトレーシーのサポートをしている。
お母さんは非常にお堅く、厳しい環境で育っている。

・シーウィード(イライジャ・ケリー)
黒人の男の子。
トレーシーと同じ学校に通い、「コーニー・コリンズ・ショー」のブラックフライデーに出演。

あらすじ

60年代を背景とした作品。

主人公、トレーシーは若者向けのショー番組「コーニー・コリンズ・ショー」の大ファンであった。
番組に出るのを夢見ていたトレーシーはオーディションに応募したが
ぽっちゃり体型・生意気な口ごたえが理由で落選。

学校をサボってオーディションに行ったため居残り切符を切られてしまう。
しかしそれがいいことに、いの頃部屋で黒人の学生、シーウィードと出会う。

そこから話が少しずつ進んでいく。

トレーシーはシーウィードと出会い、
「コーニー・コリンズ・ショー」のブラックフライデー(番組内、金曜日のみ黒人が参加できる。)を
毎日やりたい!!と思うが、厳しい黒人差別を目の当たりにする。

太っている人、アジア人、黒人などの人種差別をなくしていくために、
トレーシーは自分の友人、黒人仲間と乗り越え、立ち向かう。

感想

https://open.spotify.com/album/6XO1cCSYT0ZrhNBotUEqMB?si=c3gJ7AVLQKmAwAnxhsFF5g

・THEミュージカル!!!

音楽の始まり方、ダンス、バックダンス、などなど
もう王道だし、歌が上手いし、ダンスが上手いし…

オープニングソングと言っても間違いない!!
トレーシーの「グッドモーニンング・ボルチモア」から始まり
一気にヘアスプレーの世界へと引き込まれます。

映画を見終わった後、私はよくサントラを聞くのですが、
他の作品の挿入歌とはやはり訳が違く、サントラを聞くとその作品の
背景が浮かび上がります。(mv見ているかのような)
それくらい、音楽・ダンスで作品が成り立っています。

spotifyでのサントラ添付します。
是非記事を読んで、作品観た後サントラ聴いてください!!

・ザックエフロン

ザックフロンかっこいい…

この作品を観る前にハイスクールミュージカルを観たことがあったのですが、
その時の主人公だと知ってさらに魅力を感じました。
歌、ダンスが素晴らしいのはもちろんなのですが、役に応じてここまで変われるのにびっくりしました。

それからは、ザックエフロンの演技などに興味が出て、出ている作品などは一通り見ました。

今度竹内涼真くん主演のミュージカル、17アゲイン。
この原作も主人公はザックエフロンです。
この作品が日本でどのような作品になるか非常に気になります。


・この親にしてこの子あり!!

父 ウィルバー(クリストファー・ウォーケン)
母 エドナ(ジョン・トラボルタ)

特にお父さん。
常にトレーシーの背中を押してくれて、トレーシーのことをリスペクトしています。

オーディションに行きたいと嘆くトレーシーに対して、
否定的なエドナに対して(エドナはトレーシーが傷つくのを恐れ)ウィルバーは


ここはアメリカだぞ。諦めずビッグになれ。夢を追うんだ。

とトレーシーの背中を押す。

デモ行進に行き、ボードで警官を叩いてしまったトレーシーに対して、エドナとの会話では

(トレーシーのことを)誇りに思う。誰かが何かをするべきなんだ。

太っていることを理由に外に出れなくなった母にトレーシーは


世の中は変わってるのよ。ママの時代が来たの。
人と違うということが受け入れられる時代になった!

と励まします。

この親にしてこの子あり!!という感じです。

・シーウィードのセリフに思わずきゅんです!

トレーシーの影響もありペニー自身も大きく状況が変わり、壁を乗り越える。

黒人、シーウィードに一目惚れをしたペニー。
彼女のお母さんは非常にお堅い方だったが、
シーウィードに出会い、トレーシーの影響もありペニーの行動に少しずつ変化が出る。

デモ行進中に警察官をボードで叩いたトレーシーを匿ったことが親にバレたペニー。
でもそこに、シーウィードが登場。


“囚われのお姫様を助ける。”

もうここで私はきゅんです。
そうなんです!私は主人公カップルよりも断然この二人!!
こんなセリフ言われてみたいい!!!

・デモ行進

デモ行進のシーンでもやはり曲が用いられるのですが
ここのシーンだけは今までの他のシーンとはわけが違います。

踊りはなく、カット割も非常に少なくなっております。

冒頭でも述べたように、ヘアスプレーの作品は歌って、踊るTHEミュージカルなのですが、
それをあえてなくすことでその差を用いることでこのシーンの重要性、インパクトが感じられます。

・最後の曲!迫力!!最高!!!

生放送のコーニーコリンズショー。
この生放送、これからメインで踊る子を投票で決めるんだが、
トレーシーがいないまま始まった。

しかし、仲間達のサポートもあり見事、ショーに参加!!

トレーシーが登場をして、
アンバー(ショーのメインの子)とアンバーの親(テレビ局の部長)を
見事ギャフン!!と言わせてやりました。

そして、黒人白人関係なくみんなで歌って、踊る。
なんとも幸せなシーン。



・トレーシーの髪型の変化は心の変化?

作品の題名にもなっているように
ヘアスプレーを用いて髪をこんもりさせるのが若者のブーム。
それはもちろんトレーシーもでした。

トレーシーが警察から逃げている際に髪がぺちゃんこになってしまうシーンがあります。
その時のトレーシーが

“世の中に対応した髪型なんてもう平気。”

このセリフ。心境の変化にも感じます。

一つ前に書いた最後のシーン。
まさかトレーシーは今まで大切にしていたこんもりヘアーからストレートヘアーに。

私はこのシーンで勝手に
流行、周りの人からの評価などよりも、一個人として
自分自身に自信を持ち、そのままの姿でおしゃれをしよう。というのが
今までのストーリーから感じます。

最後に…


・エンディングの曲

“過去は過去”  “アクセルを踏もう”  
“まだ道のりは長い”  “遠いと思っていてもスタートを切れば遠くない”
(曲の1番から抜粋)
とても魅力的な歌詞です。

サブスクになってしまうと結構作品をみ終えたら切ってしまう人多いと思います。
でもヘアスプレーに関しては、エンドロールまでしっかり観て頂きたい!!

2021.05.17 MAY

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