【the help】白人の元で働く黒人メイドの実態。

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https://www.instagram.com/matchvs5/挿絵は作者本人の手書き・オリジナルのものです。

HELLO!!!

Disneyプラスに入ったので今回はそこで観た作品【thehelp】についてまとめました。

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星段階での評価

評価:★★★★☆
(星4つです!!)

ヒューマンストーリ。
題材内容が人種差別、1960年代の黒人メイド『ヘルプ』の内容でとてもわかりやすく、勉強にもなる内容でした。

観たきっかけ

ここ最近改めてDisneyプラスに入ったのでなにかいい作品がないかな?と思い探していました。ヒステリックな作品を見ることが多く心やられることが多かったので温まる作品に触れたく【thehelp】を選びました。

何を利用して観たか

Disneyプラス 吹き替え

登場人物

スキータ(主人公)
白人の女性。社会の矛盾に疑問を抱えつつも大きな抵抗はせず正しい道を探っていた。女性が社会で働くことが少ない世の中、作家を夢見ている。

エイビリーン
黒人メイドの女性。この作品での真の主人公。主人公スキータの友人の元で働いている。仕事に熱心で、雇われている家の子供には本当のお母さんだと思われている。

ミニー
黒人メイドの女性。エイビリーンの親友と言っても過言じゃない。少し感情的になりやすく、仕事の中でもやりすぎてしまうところがあり羽目を外してしまう。

あらすじ

ベストセラー小説を映画化した作品。

1960年代のあらすじ。白人が黒人のメイドを雇うことが一般的だった。そしてそれをヘルプと呼んでいた。
主人公のスキータは大学を卒業後、作家を夢見て地元に戻ってきた。黒人メイドに育てられるのが当たり前だった幼少期だが、大人になり白人社会で働く黒人メイド達の立場に疑問を抱き始めた。真実を知るために彼女達にインタビューを試みるが、仕事を失うこと、居場所を失うことから誰も口を開くことをしない。そんな中一人の女性がインタビューに応じた。

心温まる、ヒューマンストーリー。

感想・ポイント

これ以降の内容は作品の内容と共に私個人の感想・解釈も含む内容となっています。
場合により作品のネタバレも含みますのでご注意ください。

人種差別の問題

当時、白人が黒人をメイドに雇うのが一般的だった。今を生きる日本人の私には想像もつかない。日本という島国で育ち、同じ人種、肌の色の人たちと暮らす私の生活。リアルでは体験できなかったからこそ作品としてこういった内容の作品を見ることはとても興味深いです。作品の題材内容としては「人種差別」なので内容の理解はとてもしやすかったです。

人種差別と言っても、大きな争い事などではなく小さな内容がたっぷり。白人の女性、スキータがヘルプ達のためを思い、白人家庭でメイドとして雇われる事がどう言った事なのか黒人のためを思いインタビューをしようとしたのに誰一人口を開くことをしなかった。私はびっくりでした。黒人が口を開き盛り上がり一気にトントン拍子で物事が進んでいくのかと思っていました。口を開く事がどれだけ危険なことだったのか、メイド業務中に何か少しヘマをすることがどれだけ危険な事なのか。作品を観ている私たち第三者、そして白人女性の主人公スキータにとってはそんなにも黒人女性の生活が、危険が隣合わせだとは思いもしませんでした。

それぞれの生活、悩み

黒人メイドのエイビリーン、ミニー達にも生活があり、その二人のバックボーンも作品の中で描かれている。私生活とメイドの差、黒人メイドがどういった心境で普段働いているかがわかる。

作品の基本軸は、人種差別・黒人差別・白人の家庭で働く黒人女性視点での話。
でも作品の中にはそれ以外のことも描かれている。その内容は現代でもあり得る内容。主人公スキータは天然パーマの女性。母親からもどうにかしてストレートにさせられたり、男性との交際が未経験なことなどを周りの友人と比較し恥じられている。友人グループもトップの言うことは絶対。トップ女性(ヒリー)は自分の家のお手洗いで黒人メイドのヘルプが同じお手洗いを使うこと嫌がった。そのため外に黒人用お手洗いを設けた。ヒリーのもとで働いていたメイドのミニー。とある日、ヒリーの家で働いていた時お手洗いに行きたくなった。しかし台風による悪天候の中、庭の外にあるお手洗いに行くことはとても困難だった。我慢ができず白人用お手洗いを使ってしまった。そのことがヒリーにバレてしまったミニーは家政婦を首にされてしまったのだ。それがどれだけ大きかっな出来事か。白人女性の中ではミニーがしたこと一気に噂になり、ミニーを雇いたいと思う白人女性はいなかった。

しかし、ミニーが次に働いたのは白人の中ではぶられている女性の元。この女性はヒリーの元恋人を奪ったと噂されている。事実は彼女が別れてから付き合っていたのでなぜ嫌われているのか彼女自身身に覚えがない。以前ヒリーの元で働いていたミニーとの掛け合いは最高。

最後に(ネタバレあり)

いろんな背景があり、人柄がありキャストの最高の演技。作品内容が面白いと言うのは何かおかしいけどとても良い作品でした。
終盤はとても心温まる内容。エイビリーンの家に黒人メイドが集合しているシーン。何かムーブメントが起こる予感。そこからの流れがとてもたまらなかったです。

スキータの小説が出版され、ニューヨークに行くことが決まる。このことは喜ばしい話ではあったが、スキータにとってはエイビリーン、ミニー達の元を離れてしまうことが心配で危険なことではないかと思い断念しようとする。しかし、エイビリーンとミニーは強く否定をし、行くように背中を押す。
私は作中のこの終盤のシーンにたまらなく胸がやられました。今までは白人黒人の関係であり人目の付かないところでインタビューをしていた。しかし本が出版され、友情が芽生え、黒人女性の強い心に背中を押され…
どこか切なく、心温まるストーリーにやられました。

2023.5.2 MAY

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